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The spiral manipulation -  私は何を求めているのだろうか、この生を受けてきた最大、以上のもの

6/11/2020

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牢屋の小さな窓から惑星の運行を観察し続けた、
アナーキストの話だった---
神は、無限は、私たちの
物理的宇宙の構成物の全てをかき集めても、足しても、
満たせない。
時間+時間+(....)時間 は、無限には届かない。
かと言って、虚無だけが
広がってるとも考えられない

ここから導き出せる答えは一つである、

我々の物理的世界は、「無限回」繰り返され、
そうして、やっと、無限を埋めているのである。


Picture

サイゴンに2度目に行く前日だったか、ちょうど - 2018年? - インドから一時日本に帰ってきていたミツル君と会った。ほとんど信仰の話だった気がする。私は1度目のベトナムの際に、洗礼を受けたいと思っていたので、その経緯を話した。自分も他人も、全てのものが、あまりにも変化し過ぎる。絶対に変わらない永久のもの、それが欲しいと思った、と言った。(なおちゃんは、「それがよくわからない」と別の時に言っていた。)ミツル君は驚いた顔をして、自分もそうだと言っていた気がする。実際、その後ベトナムへ行き、1回目の凄まじい伏線回収があったので(いつか何かにまとめられるだろうか。人生は小説より本当に奇妙だ)、信仰一般に対する「盲目的な」「純粋な」熱情は消えたのだけれど、それでも信仰心(現生利益ではない)を持ちたいという気持ちは変わらなかった。


それとは話が別だが、宗教は未だーベトナムでフィリピンの子に言われたのでおそらくベトナムでもフィリピンでもーもちろん日本でも、話題的にはタブーの一つである。喫茶店などで、横に知らない人が近くにいる時に、気軽に話せる話題ではない。「邪悪なもの」を呼び寄せる部分もあるのだろうーあるいは信仰自体が、現代社会においては邪悪なのか。


日本に帰ってきてから、それまで「怖い」と受け付けなかった、シモーヌ・ヴェイユが何故か急に読みたくなり、買ったままにしていた「重力と恩寵」を読んだ。びっくりするほど何もかもが理解できる様になっていた。それはその日も持っていたのだが、なんとミツル君も全く同じ本をその時持っていたのだった。
そして、あれほどまでの信仰を持つ、シモーヌ・ヴェイユがカトリックではない(洗礼を受けていない)ということに相当な衝撃を受けた。
結局今日まで洗礼は受けていない。
昇天川(ASCENSION RIVER もはや私の物理的終焉とともに時間軸からの「解け」とともに結末を迎えるほかない小説)






最近、香子さんと資料を交換して、定期的に話す。また、演技論の勉強会にも参加させてもらっている。
mill-co-run.com
竹中香子さんの記事
https://theatrum-wl.tumblr.com/post/149527402281/インタビューフランスで5年間俳優修業の日々
https://theatrum-wl.tumblr.com/post/165688341391/レポート竹中香子講演会アンスティチュフランセ東京-2017年8月28日​

竹中香子 Kyoko Takenaka
1987年生まれ。2011年、桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業後、渡仏。2013年、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、ディプロマを取得。パリに拠点を戻し、フランス国公立劇場の作品を中心に多数の舞台に出演。第72回アヴィニョン演劇祭、公式プログラム(IN)作品に出演。2017年より、日本での活動も再開。一人芝居『妖精の問題』(市原佐都子 作・演出)では、ニューヨーク公演を果たす。日本では、さまざまな大学で、自身の活動に関する特別講義を行う。日本における「演劇の義務教育化」を目標に、“ダサい”と思われがちな演劇のイメージ払拭に努める。

アガンベンのコロナウィルスのコメント
https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/weblog/1158/
http://hapaxxxx.blogspot.com/2020/04/blog-post_7.html

や、現代思想のコロナ特集のコピーを香子さんが提供してくださって、昨日読書会をした。

アガンベンが言ってることは至極真っ当なことで、「しょうがない」「人のため」という納得の仕方でだんだん自分を慣らして行けた現象は、「結果的には」数として数えられる生、「剥き出しの生」、生きるためだけの生である私達が、権力の構成員としてキープされ、コントロールされるシステムを強化した結果となった。

私はもう一つ、アガンベンや、イタリアの思想家の人たちが、シモーヌ・ヴェイユをよく引用している印象なのに対して、興味深く思っていた。(社会思想的な文脈でなのか)。また、彼女が量子論を批判する科学論を当時書いていたというのも初めて知った。ヴェイユは、今の私と同じ年に死んだわけだけど、彼女の思想の深さや、量や、行動力を知るにつけ、本当にビックリするほど何もしてない人生だなと、そろそろ生き方を変えなければいけないと思った。ただ淡々と仕事するだけなのだが...。

また、5Gのラッダイト運動なども、個人的に興味がある。
シモーヌヴェイユの科学論はまだ注文したばっかなのでそのうち読むと思う。
調べると、2010年代に日本でも"流行って"いた..?(どこで発生しているものが流行と呼ばれるのかよくわからなくなってきている)

その中で、宗教の話をして、自分で、カトリックとは明らかに違う部分のある、神のイメージを持っていることに気づいた。
私の神は、「伸び縮みする神」で、自分の最高善としての神である。
しかし、人間と神は物凄く遠いので、人間の善は、神の善とは全く関係ない。
その間の矛盾が自分で埋める必要性がありそうだった。
何故なら私は祈りの際、非常に素朴な、「田舎の欲のない善人の」自分を、神に受け入れてもらうことを望むときもあるからだった。(個人的なメモ)


香子さんとは、アガンベンも含め、
タテの進化、ヨコの進化(「生物から生命へ」)、
それが元になった
講演会形式の体毛についての演劇、
演劇のこれから、(演劇にはやはり集まってっていう儀式的な部分もあるから 1,役者、2,観客、3,舞台の原則が成り立つのか)
演劇がなくなるわけないと思っているから待てばいい、
宗教に関連しては、儀式を嘘と知りながらやるプロテスタントの多い国のドイツでなければブレヒトは生まれなかったのでは、「主戦場」、日本について、「シークレットサンシャイン」、今敏の「ゴッドファーザー」、「パーフェクトブルー」、「すがる」ものとしての宗教・精神分析、演劇が大事にされている国と人権が大事にされている国の関係、東大の教授が書いた、射精問題と男尊女卑やロリコン傾向の話?=タイトルを失念、誘惑論(実践篇)、演技論(思い出したら補足したい


などなどについて、二時間くらいお話しした。特に香子さんは、フランスで女優として働いているので、すごく具体的なお話が聞けて面白い。
録画してるかと思ってたらしてなかったけど、今度して、もう少しまとめたい
​オフレコなこともかなりあるけどすごい楽しかった







-----

しかし、またある意味でそれは正しくない。なぜなら、も しかつて世界の中に、たとえただ一人にただ一日だけでも 真の聖性が存在したとすれば、聖性はある意味物質に可能 なものになるからだ。物質しか、そして物質に刻み込まれ たものしか、現実に存在しない以上は。人間の身体は、と りわけ今問題なのは聖人の身体なのだが、それは物質にほ かならない。それは世界の一片、機械的必然性の網の目で
あるあの同じ世界の一片である。私たちはある二重の法則 (une double loi)に統べられている。この法則は、一方で明 らかな無関心だが、他方では善に関わる世界を構成する物
0)とは、オリゲネスが伝えた次のような逸話を指している らしい。それによると、奴隷だったエピクテトスは残虐な主 人が彼の足を拷問した時に笑いながら「折れますよ」と言い、 足が折られると「ほら折れたでしょう」と言ったという(cf. OCIV- 557)。この不気味でさえある逸話は、エピクテトスが 痛みを感じなかったという意味ではあるまい。主人が奴隷を拷 問して足を折るというすさまじい痛みを伴う残虐な世界は、そ のままそこにある。そういう主人は存在し、力を加えれば足は 折れ、折れれば激痛がある。それが現実の世界である。エピク テトスの言葉は、彼がそのような世界に何かを付け加えること もまた差し引くこともなく、あるがまま善きものとして《受け 入れた》ことを物語っている。ヴェイユはこのような《受け入 れ》が人間に起こりうる例として、エピクテトスの言葉を見て いる。この言葉は世界の機序を微塵も崩すことなく、その機序 とぴったり重なりながら、しかしそれを超える奥行きを示して いる。
質の神秘的な共犯(une mystérieuse complicité)である。美 しい光景を目にして私たちの心が打たれるのは、この二重
の法則が呼び覚まされるからにほからなない。(4

神秘の喪失

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sprj/31/0/31_61/_pdf


---------


​
−その決断をしたことで、文学や哲学を、全く別の回路を通し、読むことができるようになった。ある種の宗教は周知の通り、保守的な制度と結びついている。
しかし、このままでは、結局、宗教というものを一つも知らずに終わるだろう。何かを一つ信仰する事で、むしろ逆に、初めて、さまざまな信仰心というもの全てを、理解することができるのだ、と思った。私たち(日本人)の場合はあえて、はっきりと、何かしらの信仰を持つべきだ。そして、人の中から抜け出、神(それはつまり、広がり続ける最上性。それは私や君の心の範囲次第の神)と自分とだけをたまには見つめ、その時間を含んだ心の変化を観察すべきなのだ。なぜなら我々は必ず死ぬのであるが、、、、、----

--これ以上が思い出せない。こないだ__に聞かれた時も思い出せなかった。なぜ、私は、永遠性をあの時そんなに求めたんだろうか?ー


それは気付いたら
目覚めてしまう夢に似ていた。ベトナムの湿度が(引き起こしている)に違いなかった。波動、でも、磁場、でもなく湿度。湿度という地的な現象に精神は(緻密に)織り込まれて、それが人の肌に触れる時、心にまで浸透するのだ。

家に帰ると、3ヶ月前のメールが現れ、それがローディング中...になりながら、どんどん沈み込んでいくのだった。
何も変わっていない部屋。
ベトナムを知らない思想。
この3ヶ月の旅の重さを感じた。


昇天川 ー 過去の日記での山井君への手紙部分









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    Yokna  Hasegawa 
    ​(長谷川億名)

    映画『コスモ・コルプス』撮影中です
    ​
    yoknapatofa@gmail.com

    今月の本:
    『星の肉体 - 水原紫苑』

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