To be honest, I might have been most surprised by the presence and voice of Delphine Seyrig. Her activities as a feminist have also been re-evaluated in recent years. She might have been the only one with such perfect beauty to play roles that Duras, René offered, but Ottinger draws out raw charm, and also more variety. I wonder I can make another post just about Seyrig and it continues to another post about Duras..., 正直、デルフィーヌ・セリッグ(セイリグ)の存在感と声に一番驚いたかもしれない。フェミニストとしての活動も近年再評価されている。デュラスやレネ作品のような役を担うのも彼女くらい完璧な美しさを持っていないと成り立たないだろうけど、オッティンガーは、生の魅力、しかもバラエティーに富んだ、を引き出している。セリッグに関しても1記事書けそう。そしてデュラス..と永遠に繋がりそう笑 ウルリケ・オッティンガーの映画が8/19から、ユーロスペースで公開。 Ulrike Ottinger's film will be screened in Tokyo, Congratulation ㊗️Omedetou👏 http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000706 "「ニュー・ジャーマン・シネマ」の時代から精力的に作品を発表しながら、日本では紹介される機会が少なかったドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガー(1942-)。2020 年、ベルリン国際映画祭でベルリナーレカメラ(功労賞)を受賞。2021、2022 年にはウィーンやベルリンの映画博物館などヨーロッパを中心に、大規模なレトロスペクティブが開催。美術館やギャラリーでは美術作品の展示が行われ、映画作家として、芸術家として、世界的に再評価の機運が高まっている。今夏、「ベルリン三部作」と呼ばれる『アル中女の肖像』(79)、『フリーク・オルランド』(81)、『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』(84)を一挙公開。『アル中女の肖像』と『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』は日本の劇場では初めてのロードショーとなる。" *English follows Japanese. (But the text is different) 世界の宝級シネフィルである関口さんからご紹介いただいた、ウルリケ・オッティンガー。 インタビュー記事や動画を色々読んだり視聴したのでまとめました。 また、オッティンガーさんが"ベルリナーレカメラ"を受賞した時のプレゼンターであり、新潟で撮影された映画、"Unter Schnee"(Under Snow)に出演されてもいる、多和田葉子さんについても気になったので調べていくうちに面白いインタビューが沢山あったので加えました。(オッティンガーさんの方はドイツ語の動画もありましたが完全にわからないので、英語メイン) Lincoln Center interview (Film Comment), 2023 https://www.filmcomment.com/blog/interview-ulrike-ottinger/ and this article in Reddit also gave me some insights. www.reddit.com/r/TrueFilm/comments/unfpl4/ulrike_ottingers_freak_orlando_a_very_queer/ This article is must-read. FRIEZE - Following Ulrike Ottinger to the End of the World https://www.frieze.com/article/following-ulrike-ottinger-end-world 上の、Redditの映画ファン?の方の記事があんまり公式のインタビューでは書けないような洞察があり、面白かったです。(パゾリーニ、ピーターウィトキン、グリーナウェイなどへの言及。グリーナウェイの映画に関してはオッティンガーのが早いだろうし、ウィトキンも出版物しかすぐには年代がわからないけど、ほぼ同時代、もしかしたら彼女のが早い可能性も..でもウィトキンはベトナム戦争の際にカメラマンとして従軍したとあるから引用かなと思ったのだが...。) FRIEZEのインタビューは彼女の子供時代からのバックグラウンド、個人史への時代の侵入が、彼女の作品にどう反映されているかが読めて少なからず驚いた。 1942年に、コンスタンツという、スイス国境の南ドイツで生まれたこと。- 細かいけどシャンタル・アケルマンもお誕生日6/6。 スペインから乗った船でのお母さんとの旅。 その時ドックに停泊している時に英国人の物理学者と歴史学者に文化人類学的な場所へ連れて行ってもらった思い出など。 これらは彼女の映画を見た後ではとても納得&親しみを感じるエピソードなので、嬉しかった。私も博物館が子供の頃から好きだった。そういうのもあって彼女の作品が好きなのかもしれない。 また、戦争が始まってからは、ユダヤ人の母と中立国のスイスへ逃げたという。ナチスからだ。 しかし、国境が閉鎖されていて、父方の祖母に匿ってもらったという。ナチスは母と父が結婚するのを許さなかった。 戦後、Konstanzは爆撃を免れたためにコスモポリタンな街となった。知識人やアーティストなどが集い、アフリカ、マグレイブ、インドシナといったフランス植民地からの兵士たちがたくさんいた。彼女の両親はオッティンガーをフランスの映画を観に連れて行った。 などなど..と続く。 必読。 なぜこんなに素晴らしい映画がこれまであまり日本では上映されなかったのか(しかしどこかの英文の記事でも、「残念なことにごくわずかしか知られていない」と書かれていた)。。自分の古い価値観を思い出せませんが、彼女の映画はとても早すぎた、ということか?本当にそれだけでこんな作品が紹介されないのだろうか。時代の変化って不思議。昔の自分達が不可解ですらある。とにかく知ることができたことを、作品を観られることを、喜びたい。 そして新潟でもぜひ映画上映して欲しい!(英文の方に書いたけど私は新潟に住んでいて、なんとなく縁を感じることがあるのです。ベルリナーレも一年違いだからなんとなく。。) 彼女の映画はもちろんストレートパンチに当時のためでもあるはずなのに、非常にコンテンポラリーで(でも現代性にも縛られていない)、めちゃくちゃ鮮やかで音楽も最高にかっこいいのに文明批判とも言えるような、自然や野生的な視点からの示唆を含む傑作です。 そうだニーナ・ハーゲン(in 『アル中女』)とか、ゴダールのアルファヴィルや新ドイツ零年でレミーコーション役を演じたエディ・コンスタンティーヌ(in 『フリーク・オルランド』なども出ています! とにかく見どころありすぎます。 *About above video, I liked the mood but there's no English subtitles. *This lecture video is the first one out of three. 🌱 Yoko Tawada's interviews (in Japanese) 🍃 多和田葉子さんのネットにあるインタビューで、個人的に面白かったもの リクルートのインタビュー(生きた会話を大切に――作家・多和田葉子の目に映る日本とグローバリズム) https://www.recruit.co.jp/blog/guesttalk/20200203_421.html 多和田葉子×プラープダー・ユン――Between Language and Culture(言葉と文化のはざまで) https://asiawa.jpf.go.jp/culture/features/f-ah-yoko-tawada-prabda-yoon/2/ ロバート・キャンベル氏との対談 https://core.ac.uk/download/pdf/235266375.pdf 献灯使の公式ページ http://kodanshabunko.com/kentoushi/ *This article is must-read. FRIEZE - Following Ulrike Ottinger to the End of the World https://www.frieze.com/article/following-ulrike-ottinger-end-world and this article in Reddit gave me some insights. Though the author mentioned about the similarities between Peter Greenaway, Peter Witkin and "Freak Orlando", by searching the chronicles of their works, Ottinger's works looks earlier..(?). Because Witkin went to the Vietnam war as a photographer, so one scene might be read as such intention of quote. But I don't know. www.reddit.com/r/TrueFilm/comments/unfpl4/ulrike_ottingers_freak_orlando_a_very_queer/ Lincoln Center interview (Film Comment), 2023 https://www.filmcomment.com/blog/interview-ulrike-ottinger/ --- In Japan, her films haven’t been introduced much. I was recommended by a treasury cinéphile, Sekiguchi san (who also has been a big fan of Ottinger since early time). I searched my mail box wondering if someone had told me about her, and found the DM of Metrograph in NYC that did a retrospective of her in 2019. https://metrograph.com/ulrike-ottinger-in-six-contradictions-2/ In 2020, She was awarded an honorary prize, "Berlinale Camera" in the 70th Berlin international film festival. I joined the 69th. Furthermore, she also made a film in Niigata!! , where I live in now. So I felt a small passing encounter and interested in her much more. Niigata is a northern part of Japan, she starred and corroborated with Japanese people including Kabuki actors : Takamasa Fujima, Kiyotsugu Fujima, Yoko Tawada, and local people. In that film, "Unter Schnee" (Under snow, 雪に埋もれて). She gathered moments beyond the time and space and well summoned another world being along with the snowy time here with soft but gazed eyes that is full of things, sounds, rituals, and beautiful colors but also shadows that let audience feel the temperature, tastes, distance (closeness?), and humidity.. I also feel that there are some mystic layer in winter mixing dead, silent, and everything stopped, but feel like remembering another old connection beyond the white horizon. Why such great films can't be screened so much in Japan so far.. I can't remember my old value systems, but her films might had been very early? Though that reason sounds so easy. The change of generation is really mysterious. Anyway I would like to enjoy the pleasure and joy of screening, watching her films now. And please screen in Niigata in the future, too! Her films are masterpiece including essential suggestions both of very contemporary and from very wild points, and of course for at that time.. ---------------------------------- 近況: ソバキュリアス(アルコールを飲まない人)、って..、コロナで増えて、日本語の記事には2020年ごろアメリカでかっこいいと思われている選択肢だとか書かれていた.... 英語圏では確認しておらず。 米国の相変わらずの商売上手を思わせるのですが、でもこれまでビールを人生で3回くらいしか飲んだことなかった自分が、なぜかノンアルコールビールにめちゃくちゃハマってしまっています...。大手の添加物入りのは、変な味がして、二缶目はちょっとと言う感じですが、無添加という触れ込みの「ヴェリタスブロイ」と「龍馬1865」を延々と飲んでいる...。夏で炭酸水がわりとも言える。自分でも体が弱いだけで、性質的にはのんべえなんだろうなとは思う。そして将棋。今「ピヨ将棋」というアプリで初段になった。「将皇」ではレベル1にたまに勝てるくらい。飲む、打つ! 買ったのは、オッティンガー映画の主演を何度も務め、初期では共同監督としてもクレジットされたり、素晴らしい衣装を制作しているタベア・ブルーメンシャイン、が参加していると知り、ドイツの音楽グループである、Die Tödliche Dorisを調べたらCDが再発されていたのでそれを..。タベアさんはDie Tödliche Dorisの音源参加だけでなく衣装制作もされてらっしゃったらしく、この2018年のインタビュー音源、値段高いけど気になった。 https://www.art-into-life.com/product/12270 Die Tödliche Doris、2005年とか6年とかにyoutube観ていたら映像が出てきて、何だろうこれ、と衝撃を感じながらも当時ネットにあまり情報がなく謎の存在だった。Wolfgang Müller氏のウェブサイトはあって、音源を欲しい人はコンタクトをと書いてあったので、メールをしたら、事務的な返信ではあったけど本当にくれた。ポップな音源だった。 色々まとめてありそうな、Playlist https://youtube.com/playlist?list=PLKzOmfeAcv-QnBcjmwxWU1qGGYuy2UTry この映像が、初めてDie Tödliche Dorisを知った時に見たもの。一見気持ち悪い(気持ち悪いというのは褒め言葉かもしれませんが)、ですが、この揺らぎとか映像の透明感とか間とか、剥き出しの歯とか..すごい美しいと思います。 そして「2枚のLPを同時に再生すると第3の音楽が現れるという前代未聞のコンセプトでリリースされた、アルバム2タイトル」という精神性。 実験的なだけではなく理由があり、 「当初は東ドイツと西ドイツでLPを1作品ずつ同時発売し〈音楽による東西統一〉というグローバルなプロジェクトのもと制作にされたものだったが、本作の東ドイツでのリリースが実現に至らず、2年遅れて前作と同じ西ドイツのAtaTakから発表された。」 「よりアグレッシヴに深化し、死、戦争、破壊から森の静寂や虫や穴まで言及したドーリスの古典的名作。各曲をテーマに描かれたファッション・デザインを収録したブックレットを完全ミニチュア再現。」(ファーストアルバム ライナーノーツ) 「野心的にヒットを目論んだとされる」...。(わたしたちのデビュー のライナーノーツから。) 「彼らは単なるバンドではなく、ステージ、リリース、流通にいたるまですべてを包括した総合パフォーマンス・グループである」 In Memoriam: TABEA BLUMENSCHEIN (August 11, 1952 – March 2, 2020)032c.com/magazine/in-memoriam-tabea-blumenschein ------ Roswitha Janzさんという役者さん(Madame XでNoa Noa役)も気になったけれど、ネットでは出てこなかった。
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October 2024
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